Laravel の Jetstream はとても簡単に認証機能が導入できる便利機能ですが、そのままではすべて英語表記になっています。
この記事では、OSSを使ってサクッと日本語化する方法をご紹介します!
前提
すでに Jetstream がインストールしてある状態から始めます。
まだインストールしていない方は、先にこちらをご覧ください。
Laravel Jetstream のインストール方法環境設定を日本向けに変更する
まずは Laravel の設定で、デフォルトの言語を日本語に変更します。
return [
'locale' => 'ja',
];
このように設定することで、デフォルトの翻訳ファイルが ja.json に、ディレクトリが resources/lang/ja になります。
翻訳ファイルを取得する
自分で1から翻訳するのは大変なので、公開されている翻訳ファイル( Laravel Lang )を使っていきます。
インストール前に php-intl が有効になっていることを確認しましょう。
$ php -i | grep intl
/etc/php/8.0/cli/conf.d/20-intl.ini,
intl
intl.default_locale => no value => no value
intl.error_level => 0 => 0
intl.use_exceptions => Off => Off
上記のように表示されたら大丈夫です。最新バージョン 8.0 の Laravel-Lang パッケージがインストールできます。
php-intl がない環境の方は、 php-intl をインストールしていただくか Laravel-Lang パッケージの 7.0 以下のバージョンをご利用ください(7.0以下のバージョンは日本語訳が不十分な箇所が多いのでオススメはしません)。
インストール方法はいくつかありますが、ここでは composer を使ってインストールしていきます。
$ composer require laravel-lang/lang:~8.0
インストールが成功すると、 vendor/laravel-lang/lang/ ディレクトリの中に各言語のファイルが作成されます。
作成された ja.json と ja ディレクトリをアプリケーションのディレクトリにコピーしましょう。
$ cp ./vendor/laravel-lang/lang/json/ja.json ./resources/lang/
$ cp -r ./vendor/laravel-lang/lang/src/ja ./resources/lang/
完成
一瞬で日本語化されました!OSSに感謝。
自分好みの文言にカスタマイズしたい場合は ja.json や resources/lang/ja ディレクトリ内のファイルを編集してください:)