CentOS7にPHP8.0をyumインストールする方法

こんにちはー!むちょこです。

PHP8.0系をやっとインストールしたので、手順を共有します:)

環境

今回はCentOS7上にインストールしていきます。

コマンド
# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)

Remiリポジトリ追加

Remiの公式サイト から対象のリンクを取得して、yumインストールします。

コマンド
# yum install -y https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm

インストール

yumでインストールできるphp80系パッケージの名称を確認します。

コマンド
# yum list | grep php80

表示されたリストの中から、PHPと必要なパッケージをピックアップしてインストールします(下記は一例です。用途に合わせて適宜変更してください)。

コマンド
# yum -y install php80 php80-php php80-php-bcmath php80-php-json php80-php-mbstring php80-php-pdo php80-php-xml php80-php-mysqlnd --enablerepo=remi-php80

インストールできたことを確認します。

コマンド
# php80 -v
PHP 8.0.2 (cli) (built: Feb  2 2021 19:28:42) ( NTS gcc x86_64 )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.2, Copyright (c) Zend Technologies

インストールはできましたが、このままでは「php」コマンドで認識してくれません。

コマンド
# php -v
-bash: php: command not found

シンボリックリンクを貼って、「php」コマンドで「php80」を実行できるようにします。

まずはphp80のパスを確認しましょう。

コマンド
# which php80
/usr/bin/php80

場所がわかったのでlnコマンドでシンボリックリンクを貼ります。

コマンド
# ln -sf /usr/bin/php80 /usr/bin/php

phpコマンドで認識するようになりました。

コマンド
# php -v
PHP 8.0.2 (cli) (built: Feb  2 2021 19:28:42) ( NTS gcc x86_64 )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.2, Copyright (c) Zend Technologies

設定

最後にPHPの設定をしていきます。

まずphp.iniの場所を確認しましょう。

コマンド
# php -i | grep php.ini
Configuration File (php.ini) Path => /etc/opt/remi/php80
Loaded Configuration File => /etc/opt/remi/php80/php.ini

場所がわかったので編集していきます。

コマンド
# vim /etc/opt/remi/php80/php.ini
/etc/opt/remi/php80/php.ini
date.timezone = "Asia/Tokyo"
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.detect_order = auto
mbstring.substitute_character = none;
mbstring.strict_detection = Off

これでインストール作業はおしまいです!